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心療内科・精神科
昔は大家族で祖父母と両親とおじおばがいて兄弟姉妹の数も多く、兄や姉が幼い弟や妹の世話をしたり、背におんぶして遊びに出かけたりしていたようです。つまり知らないうちに赤ちゃんを扱う実習をしていたようなわけです。
ところが、最近のわが国では、核家族化が進んでいます。そのため、赤ちゃんを抱いたり幼い子と一緒に遊んだりした経験が全くない大人が、いきなり親になってしまうことも珍しくありません。抱き方やあやし方に自信が持てないとか、育児書のとおりに育児ができないなどと悩んでいると赤ちゃんの泣き声がストレスになっていわゆる育児ノイローゼになってしまう事があります。
育児ノイローゼになるのを避けるための第一に大切な事は、赤ちゃんをかわいく思えるようになること、そして赤ちゃんとの生活を楽しめるようになることです。母性本能のとおりに可愛がろうとしても赤ちゃんの扱いがわからないと気持ちがあせって悩んでストレスになってしまいます。これを防ぐには、子育てを自分一人で抱え込んでしまわないようにすることです。夫の協力、実家の援助、ベビーシッターや保育所の利用など工夫する事です。第2に大切な事は、完全な母親になろうとしない事です。赤ちゃんは要求があれば泣いて知らせます。泣いてから何をして欲しいのかを探すくらいにのんびり子育てを心がける事です。赤ちゃんと母親のどちらも犠牲にならないようにしなければなりません。第3に、育児の仲間を作る事、情報交換したりお互いに悩みを話し合ったり、ちょっと預かってもらうなど協力し合いましょう。第4は、お母さん自身が子育てとは別の楽しみを見つける事。夫に見てもらっている間に習い事やスポーツなどでお母さんが精神的にリフレッシュする事です。
最後に、産後には、憂うつになったりするマタニティーブルーや精神障害が起こることもありますので心配なときは専門医に相談してください。
(ママチャランド 2002年 3・4月号)